●オルゴールの歴史

 17世紀後半、ルイ14世に宗教迫害を受けたプロテスタントがスイスに亡命した。彼らはヨーロッパでもトップクラスの時計職人たちであった。現在の”ラ・ショードフォン、ル・ロークル、ヌーシャテル、サンクロワ”などジュラ山脈の麓の村や町に住まいを構え、時計産業を定着させていった。彼らやその子孫こそ、この地にオルゴールやオートマタの文化を育てた人々である。


auto01 auto01 auto01 auto01 auto01 auto01



●オートマタの歴史(自動機械式からくり人形)

 19世紀に黄金時代を迎えたオートマタの文化。しかし、その発展の過程を語る上で、ヨーロッパで発明され進歩を遂げた機械式時計、すなわち、時計職人の存在なくしては語ることができない。ヨーロッパの機械式時計は、脱心機(13世紀末)・ゼンマイ(15世紀末)の考案に支えられ誕生した。この二つの発明により、16世紀には動力源を内部に持つ時計が作られるようになった。それが今日の時計の原型であり、オートマタを誕生させた技術的背景である。時計職人の好奇心、その技術を活用すれば、生き物のように複雑で精微なからくり人形ができるのではないか。彼らの技術力がオートマタを誕生させた。
 19世紀に入りオートマタはオルゴールを組み込むようになる。それまで大型であった作品は、小さなオルゴールが比較的安価で製造されるようになったことによって、人形サイズの物が次々と製作されていった。このようなオルゴール付きオートマタがもっとも発展したのはフランスである。
 「オートマタ黄金時代」・花のパリにふさわしい衣装を着せ、洗練された想像力によって生み出された作品は、芸術作品としてオートマタ史上に偉大なる1ページを刻んでいる。


auto01 auto01 auto01 auto01 auto01 auto01 auto01

写真をクリックすると拡大表示されます